ミステリー雑誌『ジャーロ』
No.67 2019 SPRING

東川篤哉
〈烏賊川市シリーズ〉
「スクイッド荘の殺人」第１回

閑かん古こ鳥どり鳴く鵜う飼かい探偵事務所を訪れたのは飛び切りの上客だった。待望の長編がスタート！

坂木 司
〈和菓子のアン〉
「あまいうまい」（後編）

ついに『柿かき一いち』の巻き柿を前にしたアン。しかしそこには思わぬ人物が立っていて……。

近藤史恵
〈元警察犬シャルロット〉
「シャルロットと迷子の王子」（後編）

保護したトイプードルは、ただの可愛い犬ではなかった。不自然な行動の理由とは……!?

大崎 梢
〈岸辺のあとさき〉
「おまじないコスモス」

中学の同級生を見つめる 祥しょう子こ。ついにその想いが伝わると思いきや、考えもしない応こたえが！

芦辺 拓
〈幻燈小劇場〉
「おじさんと私と……」・最終回

幻燈写真に写った私にそっくりの男は誰か!? “おじさん”の真の姿がついに明らかに……。

鳥飼否宇
〈ディザスター・シリーズ〉
「同じ穴の狢むじな」・最終回

災害ハンター・ 郷ごう田だが目をつけた超大型の台風。暴風雨のなか、郷田は単独行動をする！

前川 裕
〈犯罪心理学教授・高倉の事件ファイル〉
「アイヒマンの見た夕焼け」

“暴君”の教授に忠実に従う大学院生の私のなかには、抑えきれない歪んだ性欲が……。

柄刀 一
〈 南みなみ美み希き風かぜ・国名シリーズ〉
「或るフランス 白粉おしろいの謎」

撒まき散らされた白粉のなか倒れている死体。白いパウダーはいったいなにを物語るのか!?

大山誠一郎
〈 和わ戸と宋そう志じシリーズ〉
「不運な犯人」

和戸宋志が乗ったバスがジャックされた！ さらに、走る密室のなかで第二の凶行が……。

阿津川辰海
「盗聴された殺人」

私以外は一人しか知らない秘密の能力。それは「とてつもなく耳が良い」ことだった……。